Binanceでイーサリアムをステーキングする方法:リスクやメリット/デメリット

2021年3月17日

イーサリアム(Ethereum, ETH)は、2020年12月のETH2.0アップデートでプルーフ・オブ・ステーク(PoS)の機能が追加されました。PoSではETHをステーキングすることで報酬を受け取ることができます。

本記事では、バイナンス(binance)におけるETHステーキングの特徴や方法、メリット/デメリットやリスクについてまとめました。

ETHのステーキングとは

ステーキングのシステム

プルーフ・オブ・ステークは、より効率的なイーサリアムネットワーク運営のため導入されたものです。

ETH1.0では取引を承認していた「マイナー」に代わり、一定以上のETHを保有する「バリデーター」がネットワークの安全性を担保します。

従来のプルーフ・オブ・ワーク (PoW) によるコンセンサスアルゴリズムでは膨大な電力を消費するマイニングの環境負荷が懸念されていましたが、PoSに移行することで使用電力を99%削減できると言われてます。

参考:暗号資産イーサリアムのステーキングとは?次の大規模アップグレード「Ethereum 2.0」の要点まとめ

ステーキングで得られる報酬

ETHをステーキングし、バリデーターを立てて取引を承認すると、報酬としてETHがもらえます。この報酬はロックされたETHの総量に応じて変動します。2021年3月時点の想定利回りはETHベースで年利8.4%となっています。

ステーキングのリスク

現在は移行中の段階ですが、ETH 2.0のステーキングには、

  • シャードチェーンが実装されるまでの1~2年間、ステークされたETHは取り出せない
  • バリデーターとなるためには最低32ETHが必要
  • バリデーターは常にオンラインである必要があり、違反すると保有量を一部失うペナルティがある

などの制限があり、個人で行うには少々ハードルが高いです。

そのため、バリデーターを代理で立ててくれてETHを預けるだけで良い「ステーキングプール」などのサービスがあり、binanceも同様に提供しています。

残念ながら、国内の取引所では現在イーサリアムのステーキングに対応しているところはありません。

BinanceにおけるETHステーキング

Binanceとは?

世界最大の取引量を誇る仮想通貨取引所。アメリカにも支社であるバイナンスUSがある。

サイバーセキュリティ企業による仮想通貨取引所のセキュリティランキングでは1位:Kraken、2位:Coinbase Proに次ぐ3位を評価されています(国内取引所は最高でもBitFlyerで15位)。

公式ページは↓

BinanceにおけるETHステーキングの特徴

  • ETHをステーキングすると、同数の「BETH」をもらえる。
  • BETH」の保有量に応じてステーキング報酬を受け取れる。
  • ETH 2.0のメインネット公開後、「BETH」はETHに1:1で償還できる。
  • 「BETH」は取引所でいつでも「ETH」とトレードできる(交換レートは相場による)

もらったBETHはいつでもETHと交換できるため、他コインが欲しくなった時に交換したり、暴落時にBETH→ETH→USDTと経由してステーブルコインできます。これはBinanceにおけるETHステーキングの大きな特徴です。

BETHとは?
BETHはバイナンスでステーキングされたETHをあらわすトークンで、将来的にETHと1:1で交換できる引換券のようなものです。取引所でETH/BETHペアがあることで、ステーキングにともなうETHの流動性低下に対処する役割があります。

メリット

  • 自分でバリデーターとしてノードを運用する必要がない
  • 32ETHなくても報酬を得られる(0.001ETHからOK)
  • ステーキング報酬は全てユーザーに分配される(手数料ゼロ)

バリデーターの代理・保守に手数料がかからないのはサービスが良すぎではと思います。「その分取引して」ということなのでしょう。

デメリット

  • BETHはバイナンススマートチェーン上でしか使えない
  • 取引所でのBETH⇔ETH交換レートは、0.90~1.00くらいでバラついている
  • 取引所リスク(Goxや秘密鍵を自分で管理できないなど)

BETHはバイナンススマートチェーン(BSC)に対応した取引所や仮想通貨ウォレット内(binanceやtrust wallet、メタマスクなど)でしか取引や出金などができません。BETH/ETHペアのレートによっては、交換によって保有枚数が減る場合もあります。

また、日本での仮想通貨交換業者としては登録されていないため、利用は完全に自己責任になります。
参考:【問い合わせてみた】Binanceが金融庁から警告!今後海外取引所利用は禁止?

BinanceでETHをステーキングする方法

Binanceアカウントを登録する。
(こちらからだと紹介キャンペーンで取引手数料の10%がキックバックされるようになります。よろしければぜひどうぞ)

Binanceへの登録方法(図解)↓

二段階認証、SMS認証、出金先ホワイトリストなどセキュリティ対策も設定しておきましょう。

②BinanceのウォレットにETHを移す。

ETHの調達方法としては以下の2通りがありますが、10万円以上であれば前者が手数料の負担が少ないです。

クレジットカード購入も国内某販売所のようなボッタクリ価格ではないので、小額から試してみたい方や送金手続きが不安な場合はアリだと思います。

③ETHが入金されたら、ページトップの「ファイナンス(finance)」から「バイナンスアーニング(binance earning)」→「ETH 2.0 ステーキング」→「今すぐステーク」を選択。

ステーキングする量を入力して「確認」を押すと、注意事項が表示されるので内容を理解した後に再度「確認」。

無事成功すれば、こちらが表示されます。

報酬の確認

「配布記録」からPoSにより得られた報酬が確認できます。きちんと毎日配布されています。

ステーキング報酬は、現物ウォレット内の「BETH残高」に応じて「BETH」で支払われます。

ステーキング申請(保有)した日の翌日から残高のカウント対象になり、その翌日(3日目)から報酬が配布されるようです。

もともとロックした分だけでなく、毎日分配されたBETHが翌日の配布分を決めるベースに足されていくので、複利の効果を考えるとうれしい仕組みです。

ステーキングでより多くのETHを得る方法

上で説明した正規のステーキング方法以外にも報酬を得られる方法があります。

それはバイナンス内のBETH/ETHペアで取引し、BETHを所有することです。本来の方法ではETH→BETHへの変換は完全に1:1です。一方、取引所のBETH/ETHペアでは、タイミングが良ければ1 ETH1.05~1.10 BETHに交換できるため、より多くのETHを預け入れたことにできます。

BETH/ETHペア交換レートの推移

報酬は「BETH残高」がベースになるため、こちらの方法でも問題なく報酬を受け取れます。
以上、バイナンスでのETHステーキングのまとめでした。

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