シンプルで高速な海外製テーマ「GeneratePress」が気になる【WordPress】

2018年12月1日

シンプルで高速なブログ向けのWordPressテーマを探していました。国産テーマでも無料で高速な素晴らしいテーマがありましたが、なんとなくデザインがしっくりこない。かといって、有料テーマで「いいなぁ」と思ったものは平気で1万円超えたりしてブログを始めたばかりの初心者としては敷居が高かった…。

GeneratePressはWordPressのテーマを紹介するサイトで時々ランクインしているのを見かけます。ほとんど日本語情報がなく躊躇しますが、デザインがシンプルですごく好みなので試しに導入してみました。

 

概要

GeneratePressは高速で軽量な海外製wordpressテーマです。Web、Wordpressに関して10年以上の開発経験がある開発者Tom Usborneによって作成・運営されていて、コミュニティはかなり活発なので問題があってもそちらを参照すればだいたい解決します(英語は必須です)。

無料版では機能・カスタマイズ性に制限があります。$ 49.095で有料版を購入すれば14個のアドインすべて自由に利用できるようになり、様々なサイトに作成することが可能です。その他の特徴は以下の感じです。

  • モバイルレスポンシブ設計
  • 非常に軽量で高速(インストールは30kb未満)
  • モジュール形式で不要な機能はロードされないように選択できる
  • 月平均3回の更新で、セキュリティ/安定性/最新のコーディングを維持
  • SEO最適化済み:検証済みHTML、schema.orgによる構造化

海外ではかなり人気があり、これまでに160万回以上ダウンロードされ、10万以上のウェブサイトがGeneratePressで作成されています。

初期設定

親テーマと子テーマのインストール

こちらの公式サイトからダウンロード

https://generatepress.com/

親テーマを直接カスタマイズするとアップデートにより上書きされたときに変更内容がパーになってしまいます。そのため子テーマを編集するようにします。子テーマは以下からダウンロードできます。

https://docs.generatepress.com/article/using-child-theme/

WordPressのテーマから子テーマを有効化してひとまずの設定は完了です。

Google AnalyticsとSearch Consoleの設定

GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールをそれぞれ設定するのは面倒なので、Googleタグマネージャーを使って両者を一括でサイトと連携させます(厳密にいえば「Googleサーチコンソールと結びつけたGoogleアナリティクス」を「Googleタグマネージャー」に登録し、Googleタグマネージャーで作成したタグを挿入する)。
方法は以下のサイトが参考になります。

WordPressにGoogleタグマネージャーを使ってGoogleアナリティクスとSearch Consoleを連携させる

ちなみに直接header.phpファイルを編集してタグを挿入しても、こちらもテーマのアップデートで上書きされてしまいます。
以下のプラグイン「Insert Headers and Footers」を使用すればWordPressの管理者画面からheaderを編集でき、アップデートによる上書きも回避できます。

https://wordpress.org/plugins/insert-headers-and-footers/

「Google タグマネージャをインストール」で表示された上側のコードをInsert Headers and Footersの「Scripts in Header」にペーストすればhead内に挿入でき、下側のコードを「Scripts in Footer」にペーストすれば<body> の直後にこのコードを次のように貼り付けられます。

無料版ではかなり機能が絞られています。(例えば上記のほかに、SNSシェアボタンもプラグインにて設定が必要です)。あまりプラグインで対応しているとせっかくの軽量さが台無しになってしまうので、ひとまず無料版で感触をつかんだらプレミアム版にアップデートするのが良さそうです。