サイト多言語化:オススメに多いプラグイン&Webサービス 7種の比較

今や機械翻訳の技術も発達し、ブログやサイトを多言語化する方法は豊富にあります。どれを使えばわからなかったので、よく使われているプラグインとwebサービスについて調べ、それぞれの特徴をまとめました。

サイト多言語化にどの方法がイイか悩んでいる方の参考になりましたら幸いです。

プラグイン版

Bogo

[nlink url="https://ja.wordpress.org/plugins/bogo/" title="Bogo" excerpt=" Bogo は WordPress のための素直な多言語化プラグインです " img=" https://ps.w.org/bogo/assets/icon-128×128.png?rev=1047282 “]

 〇 特徴・長所

  • 無料
  • 投稿と固定ページの多言語化をサポート
  • 1記事1言語というように1:1対応でページを作成する
  • 他のプラグインとの衝突もなく安定して動作する
  • 有名な「Contact Form7」と同じ作者
  • 導入が簡単で日本語の解説記事が多いので初心者にはうれしい

 ✖ 短所

  • メニューやウィジェット、カテゴリーなどはデフォルトでは多言語化できない
  • 機械翻訳機能はない=記事数が多い場合は多言語記事の作成が大変

Polylang

[nlink url=" https://ja.wordpress.org/plugins/polylang/ " title=" polylang " excerpt=" Polylang allows you to create a bilingual or multilingual WordPress site.  " img=" https://ps.w.org/polylang/assets/icon-128×128.png?rev=1331499 “]

 〇 特徴・長所

  • 基本無料
  • 投稿や固定ページ、カテゴリーやタグ、メビュー、ウィジェットなどを多言語化できる(プラグイン由来の単語は不可 )
  • URLは、サブドメイン型・サブディレクトリ型など選べる
    (SEO的にはドメインパワーが増強されるサブディレクトリ型が良いとされるらしい)
  • 自動翻訳はLingotekアドオンで対応可
    (無料版ではMicrosoft TranslatorのAPI利用。有料版ではプロの翻訳家に依頼したりできる)
  • 日本語の紹介記事が多く、アクティブインストール・評価数も他のと比べて圧倒的なので世界的に人気そう。

 ✖ 短所

  • 設定画面や公式ドキュメントが英語

WPML

[nlink url=" https://wpml.org/ja/ " title=" " excerpt="WPMLは多言語サイトの構築と運営を容易にします。 企業サイトに対応する力を備えている一方でシンプルなブログにも対応しています。 " img="https://cdn.wpml.org/wp-content/themes/sitepress/images/wpml-logo.svg"]

 〇 特徴・長所

  • フル機能版以上のバージョンで機械翻訳によって自動で記事作成ができる(異なる言語でそれぞれ投稿を作成し、対応する記事同士をリンクさせるタイプ)
  • 投稿、ページ、カスタムタイプ、 タグ、カテゴリー、カスタムタクゾノミー、 WordPress メニュー 、プラグインの言語などを翻訳可
  • 有料版だけあってサポートも手厚く、10年以上の実績がある。企業サイトなどはこういうのが良さそう

 ✖ 短所

  • 有料のプラグイン。
  • 初年度費用は簡易版(1サイトのみ)が$29、 フル機能版(3サイト)$79、全機能無制限版が$159/年。次年度以降も更新料が必要。

本サービスのサイトでは、各種プラグインとの詳細な比較がされています。
無料版と有料版、およびMultilingual Press・qTranslateX・Polylangとの比較

Multilingual Press、Multi Language Switcher

[nlink url=" https://ja.wordpress.org/plugins/multilingual-press/ " title="MultilingualPress" excerpt=" This plugin lets you connect an unlimited amount of sites with each other. " img=" https://ps.w.org/multilingual-press/assets/icon-128×128.png?rev=1413815 “]

 〇 特徴・長所

  • WordPressのマルチサイト機能を利用して多言語化される
    (マルチサイト機能とは、1つのサーバー、1つのWordPressで複数のサイトを管理できる機能)=言語ごとに別サイトを作り、それぞれのサイト内の記事同士をリンクさせる
  • 元のサイトを編集すると別言語のサイトにも同期されるため、編集は1つのサイトで良い
  • MultilingualPressは170以上の言語に対応
  • プラグインを消去しても、翻訳後のサイトは機能する

✖ 短所

  • 各言語のサイトごとに、テーマやプラグインの設定をする手間が増える
  • 重複記事としてSEOにマイナスな可能性がある(?)

Google Language Translator

[nlink url=" https://ja.wordpress.org/plugins/google-language-translator/ " title=" Google Language Translator" excerpt=" " img="https://ps.w.org/google-language-translator/assets/icon-256×256.png?rev=2124537 ]

特徴

  • 基本無料
  • Google Chromeの「日本語に翻訳」機能をサイトに搭載するタイプ
    (ユーザーがサイト上に設置されたリストボックスから言語を指定すると、その言語に翻訳される)
  • 外国語ページ作成するわけではないのでSEO対策にはならない?
  • 最近GTranslateに統合され、いろいろ機能が追加されているので気になるところ
    (有料版では、「ニューラルネットによる自然な機械翻訳」や「翻訳記事の検索インデックスへの追加」等できるらしい)

Webサービス版

WOVN.io

〇 特徴&長所

  • 2018年10月に無料版の提供が停止され、現在は有料版のみ
  • 複数言語対応。静的/動的コンテンツ対応
  • GoogleAPI機械翻訳で自動に翻訳記事生成
  • 辞書機能があり、固有名詞や専門用語などを一般用語に翻訳されないようにできる
  • 導入は、タグを一行追加するだけ

shutto翻訳

〇 特徴&長所

  • 30日間無料体験アリ
  • 有料版はサイトの規模や翻訳言語数によって異なる
  • 複数言語対応。静的/動的コンテンツ対応。辞書機能あり
  • 多言語用画像の置換作業が行え、文章や画像も多言語化
  • GoogleAPI機械翻訳で自動に翻訳記事生成

〇 短所

  • いずれも有料(有料プラグインよりも高い)

どれがいいか

プラグインによって多言語化の仕方やサイト設計に違いはありますが、無料でも「もとの記事の機械翻訳」、「翻訳記事の投稿」まではできます。

企業サイトや本格的に海外向けに情報を発信しようという場合、有料プラグインかWebサービスになりますが、個人ブログでためしに…というのであれば、まずは無料プラグインで十分ではないでしょうか。

最終的に自分は、Polylangとそのアドオン(Lingotek)を選びました。
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