良いマイニングプールの選び方:収益を守るために最低限知っておくべき点

2021年7月13日

たくさんのマイニングプールありますが、どのマイニングプールで掘ればいいのか、少しでも収益を増やすために何を基準に選べばよいのか、重要なポイントをまとめました。

マイニングは24時間365日行うので、たかが数パーセントの違いでも年間では大きな差になってきます。参考にしていただければ幸いです。

マイニングプールの仕組み

ビットコインやイーサリアムなど、主要な仮想通貨のマイニングに膨大な計算量が必要です。

現在では、個人でもてる計算能力だけで報酬を得る(コインを探し当てる)のはかなり難しいため、協力して「プールマイニング」を行うのが主流になっています。

マイニングプールでは、承認が必要なブロックをプール参加者に共有し、そのハッシュ(答え)を送り返すよう要請します。ひとりでも条件を満たす答えに導き出すことができた場合、そのプールはブロック報酬を受け取り、参加者の計算量に応じて振振り分けます

参照:マイニングプールとは?基本の仕組みとブロックチェーンとの関わりについて解説

マイニングプールの選択基準

マイニングプールを選ぶための判断基準は大きく分けて5つあります。それぞれについて説明します。

  • 収益性
  • プールの総ハッシュレート
  • プール使用料金、出金手数料
  • 支払い方式
  • サーバーの位置
  • 取り扱う仮想通貨の種類

収益性

まず第1に重要なのは、収益性(提供したハッシュレートあたりに受け取れるコインの数)です。例えば、イーサリアムであれば「ETH/Hs」、円換算すれば「円/Hs」で表されます。

ETH(イーサリアム)であれば執筆時点(2021年7月13日)で収益性の高いマイニングプールのランキングはこんな感じになっています。

ある時点でのETHマイニングプールの収益性ランキング

注意したいのは、「収益性は時期によってブレがあるため、この一瞬で高収益だからといって、ずっとそれが続くわけではないこと」です。これは次で説明する「プールの総ハッシュレート」にも関係します。

プールの総ハッシュレート

マイニング報酬は、そのプールが見つけたブロック報酬がベースになります。この確率(=採掘に成功する確率)は「全体のハッシュレートに対するプールのハッシュレートの割合」に収束します。

しかし実際には、時期によってブレがあります。あるプールでは短期間にたまたま多く引き当てたり、その後しばらく当たらない期間が続いたりします。

数か月単位で1つのプールを使い続けるならどのプールでも一緒ですが、そうでない場合はプールのハッシュレートが高い方が、短期間で安定した収益を得られます。

プールの使用料、出金手数料(最低出金額)

プール使用料(マイニングプールに参加するためにかかる使用料)はマイニング報酬の0.5~2.0%ほどであることが多く、基本的に受け取る報酬から自動で引かれています。

出金手数料および最低出金額は、手数料負けしないために少ないプールを選びたいです。特にゲームや機械学習用途などでメインに使っており、それ以外の時グラフィックボード1-2枚でマイニングする人にとっては優先順位が高いと思います(プールにある程度貯まるまで預けておく手もあるが、USDTに交換できなかったりハッキングリスクが残る)。10枚以上のGPUを使うマイナーは、そこまで気にしなくてもいいかもしれません。

支払い方式

大まかに4種類の方式に分けられます。

支払い方式特徴
PPS(Pay Per Share)プールがブロックを発見していなくても、
提供したシェア(計算量)に応じて報酬を支払う
PPLNS(Pay Per Last N Shares)ブロックが発見された際、シェアに応じて報酬を支払う
PPS+ (PPS + PPLNS)ブロック報酬はPPSで支払い、ブロックに含まれるトランザクション手数料も支払われる(こちらはPPLNS)
FPPSFPPS (Full Pay Per Share)ブロック報酬もトランザクション手数料もPPSに従って支払われる

主な支払い方式は上記の通り。それぞれにメリット・デメリットありますが、理論上の払出額はPPS<PPLNS<FPPS≒PPS+の順で高く・安定します。

PPSやFPPSは収益が安定しますが、プール側にリスクがあるため手数料が高く設定されがちのようです。

PPS+・FPPSではトランザクション手数料も報酬に含まれるため、PPL・PPLNSより多くの収益を望めます。

トランザクション手数料も報酬に含まれるPPS+かFPPSのプールを選びたいところ

参照:マイニングプールの支払い方法(FPPS vs PPS + vs PPS vs PPLNS)

サーバーの位置

マイニングプールのサーバーと自分のマイニングリグが遠いと、無効なシェアが増える可能性があります。これは通信遅延などが原因です。

国内にあればベストですが、少なくとも同じ大陸内出来るだけ近くにサーバーがあるものを選びましょう。

取り扱う仮想通貨の種類

グラフィックボードでは、様々な種類のコインがマイニングできます。今はETHの収益性が最も高いですが、「EIP1559」や「ETH2.0(PoS)への移行」など今後どうなるかはわかりません。

ETHの収益性が低下したとき、他のGPUマイニングできるコインを取り扱っているか、コインの収益性に応じたスイッチング機能があるかも確認しておきたい点です。

マイニングプールを選ぶのに役立つサイト

上で紹介した選定基準をプール1つ1つ調べるのは大変です。そこで多くのマイニングプールを一覧で比較できるサイトを紹介します。いずれも海外サイトですので、英語が苦手な方はブラウザ翻訳を活用してください。

MiningPoolStats

ETHマイニングプール一覧と手数料等の比較
  • マイニングできる仮想通貨
  • 各コインのマイニングプール
  • プールの総ハッシュレート
  • 利用手数料、最低支払額

などが一覧で比較できるサイトです。

minerstat

  • GPU別の収益性の高い仮想通貨
  • 各プールの収益性の推移

が確認できます。

うえの「収益性」ランキングを見る際に用いたサイトです。こんな感じで1ヵ月単位でGPUごとの収益を確認できるため、瞬間的に高いだけのプールに惑わされることなく選べます。

Binance Poolの収益性の推移

イーサリアムが掘れるオススメのマイニングプールはこちらで紹介しています。

以上、マイニングプールの選定基準でした。