Ubuntu Desktop 18.04 LTSを外付けSSDにインストールしてマルチブートする

2019年7月12日

現在、メインで使用しているパソコンはWindows 10のデスクトップPCです。普段使いはWindows、必要に応じてUbuntuと、同じPCでOSを切り替えられるようにするため、外付けSSDを利用してデュアルブート環境にしました。本記事では、その際に実施したUbuntu Desktop 18.04.2 LTSをインストールする手順を示します。

以下の状況でも同じ手順でインストールできます。

  • 組み立てた自作パソコンにUbuntuをインストール
  • 増設したHDD/SSDにUbuntuをインストール
  • 外付けHDD/SSDにUbuntuをインストール

ちなみに外付けSSDは、外付け用ケースとSSDを買ってきて自作しました(一番安上がりで好きな外見にカスタマイズできる)。

前提条件

インストール先のパソコンの推奨スぺック

  • 2 GHzデュアルコアプロセッサ以上
  • 2 GBシステムメモリ
  • 25 GBのハードドライブ空き容量
  • DVDドライブまたはUSBポート
  • インターネットアクセス

Ubuntu 18.04のインストール手順

  1. Ubuntu 18.04のダウンロード
  2. USBでインストールメディアを作成
  3. Ubuntuのインストール

1. Ubuntu 18.04のダウンロード

以下の公式サイトからUbuntu Desktop 18.04.2 LTSをダウンロードします。

https://jp.ubuntu.com/download

日本語rimixバージョンもありますが、インターネットにつながっていればひとまずは日本語で表示されます。ネット前提のため通常版をインストールします。

2. USBでインストールメディアを作成する

Ubuntuをインストールするためには、インストールメディアを作成する必要があります。DVDでもいいですが、今回はUSBを使用します。8Gでも十分でした。

2-1:インストールメディア作成ソフトの準備

USBでUbuntuのブートディスク(インストールメディア)を作成するために、RUFUSというソフトをインストールします。

ダウンロード先:https://rufus.ie/

Rufus (ルーファス) とは、起動可能なUSBフラッシュドライブ(USBメモリなど)を作成したり、フォーマットをするためのソフトウェアです。(中略)
特筆すべきはRufusのスピードです。例えばRufusならUNetbootin、Universal USB Installer、Windows USB/DVD Download Toolと比べ、2倍もの速度でISOからWindows7のUSBインストール ドライブを作ることができます。同様にしてLinuxのブートディスクもわずかですが速く作ることができます。 

Rufusは、直近(2019.03.28 )でも更新があり、高速であるようなので使用しました。 同様の機能があれば、別のソフトでも構わないと思います。

2-2:ブートUSBの作成

USBはフォーマットされるのでデータが入っている場合は事前に移動しておきましょう。

rufus-3.5.exeを開き、「選択」からダウンロードしたUbuntuのisoイメージファイルを選択。

「状態」が準備完了になったら「スタート」し、「ISOイメージモード」で書き込みます。 結構時間かかるのでUSB 3.0以上で接続するのをおすすめします。作成完了まで40分くらいかかりました。

3. Ubuntuのインストール

3-1:ディスクを起動する順番を変える

ブートUSBが作成出来たら、USBを指したままパソコンを再起動します。
起動中のロゴ画面で「F2」ボタンを押しつづけるとBIOS画面になるので、boot menuからディスクの起動順位をUbuntuに設定してやります。

こちらのサイトが参考になります。
ドライブの起動順位の変更

3-2:Ubuntuのインストール

無事起動できたら、以下のデスクトップが表示されますので、「Install Ubuntu」を選択してインストールを開始します。

(1)「日本語」を選択。

(2)「通常のインストール」、「Ubuntuのインストール中にアップデートをダウンロードする」を選択。

(3)「ディスクを削除してUbuntuをインストール」を選択。
インストール先のディスクはこの後指定します。

(4)Ubuntuを入れるドライブを選択。ここで外付けSSDや増設したドライブを指定する。

すでにOSやデータが入っているストラージを選択してしまうと取り返しのつかない事になるので注意。 「インストール」を押すと最終確認がでるので「続ける」を押す。

(5)名前と起動時のパスワード等を入力

あとはインストールが完了して、再起動されるのを待ちましょう。

以上で終わりです。